興味あること

興味深いことをいろいろと。

【美術】ミロのビーナスの顔は左右対称ではない

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ミロのビーナスの顔は左右対称ではない。

ミロのビーナスは、古代ギリシアで制作された女性の彫刻。

正確に測定してみたところ、鼻はやや右にかたむき、左耳は右耳の位置よりも上についており、左目は右目よりも中央寄りで少し上についていることが確認されている。

実際の人間の顔も左右対称ではないため、ミロのビーナスもそれにならって制作されたのではないかと言われている。

また、ミケランジェロも、顔が左右対称の構成では余韻がなく、温かみに欠けることを指摘している。

【税金】マンションの一室などを職場にしている場合、そこが職場に該当するかどうかは、カーテンが掛かっているかどうかによって決まる

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マンションの一室などを職場にしている場合、そこが職場に該当するかどうかは、カーテンが掛かっているかどうかによって決まる。

社会通念上、カーテンが掛かっている場所は住居であるとみなされる。

そのため、カーテンが掛かっていれば、たとえそこが職場であると主張しても、税務上、そこは住居であると判定されることがある。

もし、マンションの一室などを職場にしたいのであれば、窓にはブラインドなどを設置すると良い。

【物理】西暦132年、中国にはすでに地震計が存在していた

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西暦132年、中国にはすでに地震計が存在していた。

地震計を作ったのは後漢の政治家・張衡(ちょうこう)。

龍の頭の形をした8つの蛇口(東西南北を示している)を瓶(かめ)の側面につけて、水で満たすことにより、地震が発生したときに流れ落ちる水の量から、地震が起きた方角を探知するというものだった。

実際に、この地震計は役に立っており、500キロメートル離れている甘粛(かんしゃく)で起きた地震を観測している。

【動物】ラクダもウマも右利きが多い

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ラクダもウマも右利きが多い。

アリストテレスは、オウム、ライオン、ラクダを観察し、彼らは右利きであるという結論を出している。

ネズミ、ウマ、クジラなどについても詳細な観察が行われており、ニホンザルは戦前の万国生理学会に発表されるなど、右利きの傾向があることが示されている。

人類も、古今東西、右利きが多い。

古代人の利き腕は、使用した道具や、食用とした動物の傷の状態などから推測することができるため、青銅器時代人、石器時代人、旧人、原人、猿人も右利きだったと考えられている。

また、お腹の中にいる胎児も、胎生6~7ヶ月で、右利きの徴候を示すものが多い。

【体】人類は直立することにより痔に悩むようになった

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人類は直立することにより痔に悩むようになった。

四足歩行から、二足歩行に進化すると、内臓にかかる重力の方向は90度変化する。

人類はその変化に対応すべく、腹膜を強化するなどの対応を行ったが、十分ではなかったため、直腸や膀胱のあたりに重みが集中することになった。

そして、腹膜が腸と一緒に飛び出すことによりヘルニアを起こしたり、直腸が下がることによって、脱肛や痔に悩まされることになった。

また、心臓よりも高い位置にある脳へ血液を送るために、血圧もあがったといわれている。