(2019/12/19 新規)
ジャコウネコの糞から取れるコーヒー豆が高値で取り引きされるのを見て、二匹目のドジョウを狙った生産者は、様々な動物にコーヒーの実を食べさせている。
コーヒーの果実を食べたジャコウネコの糞の中には、未消化のコーヒー豆が含まれている。
そのコーヒー豆を集めたものが「コピ・ルアク」と呼ばれ、100グラム1万円以上で取り引きされている。
それに目をつけたコーヒー生産者は、二匹目のドジョウを狙って、コーヒーの果実を、
- サルに食べさせたり(モンキーコーヒー)
- ジャクー(鳥)に食べさせたり(ジャクーコーヒー)
- ゾウに食べさせたり(ブラックアイボリー)
している。
(2020/01/17 追記)
コピ・ルアクが高級である理由は、ジャコウネコが、完熟した実ばかりを選んで食べるためである。
人間が摘むと、どうしても完熟した実の中に未熟な実が入り込んでしまうため、味に差が生まれてしまう。
また、ジャコウネコの体内を通ることで、消化液が豆にしみ込み、微妙な化学変化が引き起こされるため、苦みが抑えられる。