昔のオリンピックの種目には「音楽」が含まれていた。
種目として「音楽」が存在したのは、1912年ストックホルム大会から、1948年ロンドン大会までの7大会。
これらの期間には「音楽」だけでなく、「建築」「彫刻」「絵画」「文学」の種目も存在した。
しかし芸術競技の採点は難しく、採点方法にも疑問の声があがっていたので、芸術競技はオリンピックから除外されることになった。
しかし、オリンピック憲章には「開催都市はかならず芸術展示をすべし」という条文が残されたため、1952年ヘルシンキ大会からは、芸術展示が行なわれている。
ちなみに、競技者のことをアスリートと呼ぶことがあるが、アスリートの語源は「カネを求めて競うもの」(ギリシャ語)である。