方位磁石は、北ではなくて、地面を指している。
そのため、コンパスの南側の針は、バランスを取るために、長くなっていたり、重りがつけられたりしている。
下向きの角度のことを伏角というが、千葉県館山市(北緯35度)では、伏角は47.5度となっている。
またこの伏角は、北へ行けば行くほど角度が強まるため、北極では針は真下を向く。
また日本のコンパスは、オーストラリアに持っていっても使うことができない。
南半球では伏角が南向き(逆向き)になるため、針の重りは北側につけないとバランスが取れないためである(南半球のコンパスはそうなっている)。
ちなみに赤道ではコンパスは水平になる。
また地磁気のS極とN極は、地球の歴史上何度も反転しているが、なぜそうなるのかは不明とされている。
ちなみに地磁気は、あと2000年ほどしたら消滅する。
その時、地球に何が起きるかは、起きてみないとわからない。