世界一硬い食べ物は、かつお節である。
2位は中国の乾燥アワビ、3位はヨーロッパの干し肉である(諸説あり)。
かつお節の原型は、「鰹魚」と呼ばれるもので、かつおを素干しにしただけの保存食料だった(10世紀・『延喜式』)。
現在のような、かつお節の燻製法が考案されたのは、1674年といわれている。
かつお節は、かつおを3枚におろし、煮て、燻製にして、乾燥させてから、水分を吸着させる性質を持つ鰹節菌をつける。
その後、表面を覆っていた鰹節菌を取り除き、新たに鰹節菌をつける、という工程を何度も繰り返すことにより、かつお節は完成する。