ハマチの稚魚は、流れ藻と呼ばれる藻と一緒に海流を流れているため、流れ藻ごと稚魚をつかまえることで、ハマチの養殖は実現している。
流れ藻とは、海面に浮遊している様々な藻類や海草の総称である。
ブリ(ハマチ)は、流れ藻に卵を植えつける習性を持っており、孵化した稚魚も、流れ藻の影に隠れて生活するため、流れ藻をすくいとれば、ハマチの稚魚も一緒に収穫することができる。
ちなみに、ブリが産卵する場所は西南部海域(九州あたり)に限られているにもかかわらず、ハマチは全国各地で取れる。
これは、海流に乗った流れ藻が、稚魚ごと全国各地へと流れていくためである。