アンテナの雑音を減らすために研究していただけなのに、なぜかノーベル賞をもらった人達がいる。
ノーベル賞をもらったのは、ベル電話研究所で働いていたアーノ・ペンジアスとロバート・ウッドロウ・ウィルソン。
アンテナの改良を行っていた二人は、正体不明の雑音をキャッチする。
そして、その電波(雑音)がどこからやってくるのか調査してみたところ、どうやら宇宙全体からやってきていることがわかった。
そこで専門家にその雑音のデータを見せてみたところ、それは、宇宙背景放射というビッグバンが起きたときの残り火(証拠)で、物理学の専門家が探し求めていたものだということがわかった。
その後二人は、宇宙マイクロ波背景放射の発見者として、ノーベル物理学賞を受賞した。