全身麻酔を世界で初めて行った人物は江戸時代の外科医・華岡青洲である。
華岡青洲(はなおかせいしゅう)は、乳がん患者に、朝鮮朝顔やトリカブトを調合した薬を投与し、手術を行った(1804年)
麻酔薬の完成には幾多の困難があり、実母や妻を被験者として研究を重ねた結果、実母は死に、妻は失明した。
しかし華岡は調合法を秘伝にしたため、後世には伝わらなかった。
人間は、自らを家畜化したいという願望を持っている。
同種とされるブタ(家畜)とイノシシ(野生種)を比較してみると、ブタはイノシシよりも、皮下脂肪が厚く、頭が丸く、口が短く後退し、性的活動が強く、育児行動が退化しているという。
これらの傾向は人類にも明瞭に認められているため、人類は自らを家畜化させたいという願望を持つという意味で、自己家畜化現象と呼ばれている。