興味あること

興味深いことをいろいろと。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【植物】高速道路のそばで育てられているイネは、育ちが良くない

高速道路のそばで育てられているイネは、育ちが良くない。植物の生育には日照時間が関係しているため、夜になっても電灯がともしっぱなしの高速道路のそばでは、イネの育ちは悪くなる。日照時間の生育の関係は、動物にも当てはまる。養殖のアユは、消灯6時間…

【時間】人工衛星に取りつけられている時計は、地表にある時計よりも、時を刻む速度が速い

人工衛星に取りつけられている時計は、地表にある時計よりも、時を刻む速度が速い。これには時空(時間と空間)が関係している。人工衛星は、地表から約20000キロ上空を回っているため、地球からの重力の影響が少なく、空間の歪みが少ないため、地表よりもゆ…

【星】惑星の並びは、水金地火木土天海だが、昔は水星よりも内側の軌道にもう一つ惑星があると考えられていた

惑星の並びは、水金地火木土天海だが、昔は水星よりも内側の軌道にもう一つ惑星があると考えられていた。水星の動きがニュートンの重力理論(万有引力)による計算と合わないため、同じ理論を利用して海王星を発見したルヴェリエの発言により、未知の惑星が…

【歴史】江戸時代、他家へ奉公に出ていた女性(下女)は、その家の主婦の期待にこたえるべく、マニュアル本をたくさん読んでいた

江戸時代、他家へ奉公に出ていた女性(下女)は、その家の主婦の期待にこたえるべく、マニュアル本をたくさん読んでいた。江戸時代には、手紙の書き方や、話し方などに関する本が氾濫しており、主に下女が読んでいた。下女は、使いで先方の家を訪問する際、…

【魚】「鮎の友釣り」という言葉があるが、おとりに使われる鮎と、川の中にいる鮎は、友達ではなくて敵同士である

「鮎の友釣り」という言葉があるが、おとりに使われる鮎と、川の中にいる鮎は、友達ではなくて敵同士である鮎の友釣り(あゆのともづり)とは、鮎をおとりにして、二匹目の鮎を捕まえる釣り技法のこと。まず、釣り人は、鮎を釣り糸に先端に取りつけ、釣り糸…

【魚】犬や猫をしつけるのと同じように、魚もしつけることができる

犬や猫をしつけるのと同じように、魚もしつけることができる。川に放流された養殖のサケが成長して大きくなり、ふたたび元の川へ戻ってくる確率は1%未満である。ひどいときには、0.1%以下になるという。理由は、大きな魚に食べられてしまうから。そこで、…

【物理】素粒子のニュートリノは、人体にも衝突する可能性がある

素粒子のニュートリノは、人体にも衝突する可能性がある。ニュートリノは、太陽(恒星)によって作られる*1。太陽は、核融合反応により、水素からヘリウムを作成しているが、そのときに使用しなかったエネルギーの一部がニュートリノとなって、宇宙空間に放…

【物理】19世紀後半、絶対温度Kの単位にもなった熱力学の大家ケルビン卿は、太陽の寿命を2000万年と計算した

19世紀後半、絶対温度Kの単位にもなった熱力学の大家ケルビン卿は、太陽の寿命を2000万年と計算した。もし太陽が、地球と同じ物理法則によって支配されているのであれば、燃料がなくなったときに、太陽は燃え尽きてしまうだろう、とケルビン卿は考えた。当時…

【物理】一円玉が5枚あれば、東京ドーム一杯分の20℃の水を沸騰させることができる

一円玉が5枚あれば、東京ドーム一杯分の20℃の水を沸騰させることができる。特殊相対性理論の「E=mc2」(エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗)を使って、一円玉5枚分のアルミニウムをすべてエネルギーに変換してみると、そのような計算になる。しかし一…

【宇宙】太陽の黒点には水がある

太陽の黒点には水がある。ただし、液体の水ではなくて、水分子として存在している。太陽の表面温度は約6000度となっており、その温度に達すると、水分子は、水素原子と酸素原子に分離してしまう。一方、黒点がある場所の表面温度は4000度程度であるため、水…

【地理】太平洋、大西洋、インド洋の境界線は直線である

太平洋、大西洋、インド洋の境界線は直線である。太平洋と大西洋の境界線は、南米大陸の南端・ホーン岬から南極へと向かう経度線(垂線)になる(西経67度16分)。 大西洋とインド洋の境界線は、アフリカ大陸の南端・アガラス岬から南極へと向かう経度線(垂…

【物理】電車が加速すると、中にいる人の体やつり革は進行方向に対して後方に傾いていくが、軽い気体の入った風船は進行方向と同じ方向(前方)に傾く

電車が加速すると、中にいる人の体やつり革は進行方向に対して後方に傾いていくが、軽い気体の入った風船は進行方向と同じ方向(前方)に傾く。電車の中にいるとき、人の体やつり革には、重力と慣性力(電車の進行方向とは逆向き)がかかるため、これらの合…

【体】ストロボで撮影したときに目が赤くなることがあるが、これは目の奥にある血管が写り込んでいるためである

ストロボで撮影したときに目が赤くなることがあるが、これは目の奥にある血管が写り込んでいるためである。ストロボをたかなくてはならないような暗い場所では、目の瞳孔は開いている。その状態でストロボをたくと、大量の光が目の奥(眼底)まで届いてしま…

【食物】渋柿が渋いのは、渋味成分であるタンニンが水溶性であるためである

渋柿が渋いのは、渋味成分であるタンニンが水溶性であるためである。渋柿を食べると、渋柿に含まれているタンニンが唾液に溶け、味として認識できるようになるため、渋みを感じる。逆に、熟した柿のタンニンは水溶性ではなくなっているため、唾液には溶けず…

【誤認】一卵性双生児は、一つの卵子に対し、二つの精子が受精したものではない

一卵性双生児は、一つの卵子に対し、二つの精子が受精したものではない。一つの卵子に対し、二つの精子が受精することもあるが、その卵は、ほとんどの場合、うまく成長することができず死んでしまう。一卵性双生児は、一つの卵子と一つの精子によってできる…

【魚】もともとサケの身は白色だが、海でエビやカニを食べることにより、赤くなる

もともとサケの身は白色だが、海でエビやカニを食べることにより、赤くなる。サケの身の赤色は、エビやカニの殻に含まれているアスタキサンチンという色素によって作られており、サケは、アスタキサンチンを分解することができないため、筋肉中にアスタキサ…

【物理】音は夜のほうが遠くまで届く

音は夜のほうが遠くまで届く。これには気温が関係している。昼間は上空ほど気温が低く、夜は地上に近いほど気温が低くなる。音には、温度の高いところから、低いところへ向かう性質(光が水の中に入った途端に屈折するのと同じように、音は気温差があるとこ…

【動物】ヘビが舌をペロペロと出しているのは、周囲のにおいを確認するためである

ヘビが舌をペロペロと出しているのは、周囲のにおいを確認するためである。ヘビは、湿った舌先を使って、空気中のにおい成分をキャッチする。そして、舌を口の中に戻し、あごの上部にある感覚器(ヤコブソン器官)でにおいを判断している。またヘビの中には…

【物理】カルシウムは銀色の金属である

カルシウムは銀色の金属である。カルシウムと聞くと、骨や歯など、白色を連想することが多いが、骨や歯に使われているカルシウムは化合物(ヒドロキシアパタイト)であるため、銀色とはほど遠い白色をしている。純粋なカルシウムは金属光沢を持つ銀色の物質…

【体】人間の皮膚の一番外側の細胞は、すでに死んでいる

人間の皮膚の一番外側の細胞は、すでに死んでいる。生きた細胞には水分が含まれているが、水分が含まれていると十分な強度を保つことができないため、意図的に細胞を殺すことにより(プログラム細胞死・アポトーシス)、強い表皮を作り出している。ちなみに…

【物理】フラフープの重心は、輪の中心にある

フラフープの重心は、輪の中心にある。丸い皿など、円の内側がすべて埋まっているものの重心は、中心になる。次に、その丸い皿の内側を丸くくり抜いてみる。すると、くり抜いた方の円盤の重心も、中心にあることがわかる。丸い皿も、内側をくり抜いたものも…

【水】海流は、水の温度差ではなくて、風の動きによって作られている

海流は、水の温度差ではなくて、風の動きによって作られている。大気は、太陽の熱により、大気の底(地表)から温められることにより、対流を起こす(水を入れた鍋に火をかけたのと同じ理屈)。しかし海水の場合は、海水面のみが温められるため、対流を起こ…

【時間】振り子時計は、場所によって、時を刻む速度が異なる

振り子時計は、場所によって、時を刻む速度が異なる。振り子時計は重力を利用して時を刻んでいる。しかし、地球上の重力は場所によって異なるため(重力加速度が異なるため)、時を刻む間隔に差が生じることになる。ちなみに、同じ振り子時計を月に持ってい…

【歴史】明治時代の人たちは、血税という言葉を初めて見たとき、国民全員の血が抜き取られると思っていた

明治時代の人たちは、血税という言葉を初めて見たとき、国民全員の血が抜き取られると思っていた。血税という言葉が初めて使われたのは、「全国徴兵の詔」の中の「徴兵告論」。詳細が発表されると、二十歳以上の男子の生血が取られるとか、外国に売られるの…

【植物】サボテンのトゲは、外敵から身を守るために進化したところもあるが、どちらかというと乾燥から身を守るために進化している

サボテンのトゲは、外敵から身を守るために進化したところもあるが、どちらかというと乾燥から身を守るために進化している。トゲは葉が進化したものである。乾燥地帯では、広い葉を持っていると、サボテンの中に含まれる水分がすぐに蒸発してしまうため、水…

【金属】水よりも軽い金属がある

水よりも軽い金属がある。水よりも軽いのは、リチウム、ナトリウム、カリウムなど。これらの金属は水よりも軽いため、水に浮く性質を持っているが、水に触れると化学反応を起こし発火してしまうため、注意が必要である。また、水分と化学反応を起こすため、…

【地球】地球が1周する時間は24時間ではない

地球が1周する時間は24時間ではない。正確には、23時間56分4秒で1周している。地球は自転だけでなく公転もしている。そのため、前日と同じ時刻・同じ方向に太陽を確認するためには、約361度回転しなくてはならないため、1周(360度)の時間は、24時間よりも…

【植物】チューリップは、球根から育てるのが一般的だけれど、種から育てることもできる

チューリップは、球根から育てるのが一般的だけれど、種から育てることもできる。しかし、種から育てると、花を咲かせるまで3年以上かかるため、植えてから数ヶ月で花を咲かせる球根のほうが一般的となっている。ちなみに、チューリップの球根は、もとの花の…

【歴史】初代江戸城の城主・太田道灌は、和歌に通じていたため、和歌の内容に従って行動することにより、犯罪者を討ち取ったことがある

初代江戸城の城主・太田道灌は、和歌に通じていたため、和歌の内容に従って行動することにより、犯罪者を討ち取ったことがある。ある日、道灌の部下である7人の武士が罪を犯したため、殺さなくてはならない事態が発生した。しかし7人の武士は、屋敷に閉じこ…

【歴史】参勤交代が行われていたとき、ある大名は、途中で旅費がなくなったため、泣いていた

参勤交代が行われていたとき、ある大名は、途中で旅費がなくなったため、泣いていた。泣いたのは、出羽・鶴岡14万石の藩主酒井忠徳。江戸からの帰還中、福島に滞在しているときに、会計係の役人が旅費がつきたことを告げると、忠徳は「わずか百余里の旅費さ…