イワシの大群など、魚一匹いっぴきの行動様式は、たった3つの情報で制御されている。
この理論を発表したのは、アメリカのアニメーションプログラマーであるクレイグ・レイノルズ(1987年発表)。
クレイグによると、魚一匹いっぴきに、①隣同士が近すぎない、②群れから離れすぎない、③同じ方向に進む、という情報をインプットすると、自然と魚の大群ができあがるという。
これは、Boid理論(群行動生成アルゴリズム)と呼ばれており、単純から複雑を作成できることから、iPS細胞から臓器を作成する際に利用できるのではないかと研究が進められている。