ワサビは防腐剤にもなる。
餅を入れたタッパーを二つ用意し、片方にはワサビおろしを1グラム入れ、もう片帆には何も入れない。
それを、25℃の部屋の中に10日間放置すると、ワサビおろしを入れた方の餅にはカビは生えず、何も入れなかった方の餅はカビだらけにる。
またソ連では、カラシ油の入っているガラスびんの中に入れておいたゆで卵が、25年間腐らなかったという記録もある。
ほかにも、ユズ湯やショウブ湯には、風呂場のバクテリアの繁殖を抑える効果がある。
また桜餅、笹餅、ちまきなどに使われる葉も、食品を保存するための生活の知恵であると考えられている。
刺身にワサビ、ダイコン、シソの葉などを添えるのも、生の魚を腐らせないようにするための工夫であるという説もある。
また、ショウジョウバエの入ったガラス瓶の中に、ワサビやニンニク、レモンの皮などを包み込んだガーゼを入れておくと、ショウジョウバエは瓶の底に落ちて死んでしまう。
しかし、活性炭には、これらのニオイ成分を吸収する効果があるため、上記の瓶の中に活性炭を入れると、ショウジョウバエは死ななくなる。
また、ゴキブリやイモリ、ネズミなども、これらの植物と一緒に入れておくと、死ぬことが確認されている。