2020-01-12 【体】宿便というものは存在しない 宿便というものは存在しない。宿便とは、腸壁にこびりついた便のことで、体内に長期間滞在することで健康に悪影響を及ぼす、というような説明がなされている。しかし、小腸の表面にある細胞は、1日から1日半ほどで入れ替わるため、そこに便がこびりつくことはありえない。また、内視鏡による検査でも、宿便に当たるような便は確認されていない。そのため、宿便に関するサプリメントやエステ療法は、疑ってかかったほうがよい、ということになる。