節分のときに投げるものは、豆ではなくて、桃である。
平安時代、人々は、桃の枝で作った弓で鬼(の役目をしている人)を射ったり、桃を投げつけたりしていた。
これは「鬼は桃に弱い」という神話に基づいた鬼退治の方法で、桃から生まれた桃太郎が鬼を退治する話とも関連している。
(2020/02/17 追記)
桃の節句のときに投げるものも桃である。
古事記によると、イザナギが黄泉(よみ)の国から現世へと逃げ帰る際に、黄泉の国の軍勢に追いかけられた。
そのとき桃を3つ投げたところ、黄泉の国の軍勢は、桃を嫌って逃げ去ったところから、桃には霊力があり、その霊力により女児は守られているとされている。