【魚】「鮎の友釣り」という言葉があるが、おとりに使われる鮎と、川の中にいる鮎は、友達ではなくて敵同士である
「鮎の友釣り」という言葉があるが、おとりに使われる鮎と、川の中にいる鮎は、友達ではなくて敵同士である
鮎の友釣り(あゆのともづり)とは、鮎をおとりにして、二匹目の鮎を捕まえる釣り技法のこと。
まず、釣り人は、鮎を釣り糸に先端に取りつけ、釣り糸を川へと投げ入れる。
鮎には、自分の縄張りに入ってきた別の鮎を攻撃するという習性があるため、おとりの鮎が縄張りに入ってくると、縄張りを守る鮎は、おとりの鮎へ執拗に攻撃を繰り返す。
しかし、おとりの方の鮎は釣り糸に引っ掛けられているため、逃げ出すことができず、縄張りを守る鮎の攻撃を受け続けることになる。
そして、そうこうしているうちに、縄張りを守る鮎も釣り針に引っかかってしまい、二匹とも釣り上げられてしまうという。
ちなみに、この釣り技法は、日本独自のもので、世界では見られない技法である。