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【歴史】江戸時代、他家へ奉公に出ていた女性(下女)は、その家の主婦の期待にこたえるべく、マニュアル本をたくさん読んでいた

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江戸時代、他家へ奉公に出ていた女性(下女)は、その家の主婦の期待にこたえるべく、マニュアル本をたくさん読んでいた。

江戸時代には、手紙の書き方や、話し方などに関する本が氾濫しており、主に下女が読んでいた。

下女は、使いで先方の家を訪問する際、主婦の言葉をすべて覚えてから先方を訪問しなければならなかったし、先方に要件を伝えたあとも、先方の言葉をすべて覚えてから帰宅し、その内容を主婦へと伝えなくてはならなかった。

また、使いの者としての言葉づかいも、家の階級によって異なっており、また、自分自身の挨拶もしなくてはならないなど、習得には困難を極めたため、下女たちはその手の本を多く活用していた。