野菜は伝来することにより徐々に増えていったものになるので、縄文時代のサラダが再現されたら、現代人はがっかりするかもしれない。
以下、野菜が伝来した時期。
◇縄文時代まで(在来種含む)
ウド
オカヒジキ
フキ
ミツバ
山ゴボウ
サンショウ
ジュンサイ
セリ
ミョウガ
ワサビ
ジネンジョ
栗
トチ
シイ
ドングリ
クルミ
クズ
ワラビ、など30種類未満
◇古墳時代まで
コンニャクイモ
サトイモ
カブ
ショウガ
レンコン
ダイコン、など
ちなみに、十分なカロリー源を確保するだけでも大変だった古代人が、カロリーのほとんどない(ほぼ0)こんにゃくを摂取しなくてはならなかった理由は謎とされている。
有害なコンニャクイモを、どのようにして無毒化したのかも謎。
◇平安中期まで
長ネギ
ナス
ニンニク
ゴボウ
キュウリ、など
◇1590年頃まで
ニホンカボチャ
トウガラシ
ジャガイモ
スイカ、など
◇江戸時代まで
ニンジン
ホウレンソウ
タケノコ
エダマメ
サツマイモ
インゲン
トマト
夕マネギ
アスパラガス
オランダイチゴ(1840年頃)
キャベツ、など
ちなみにトマトは、江戸時代初期に観賞用として伝わったが、食べられることはなかった。
明治時代に食用になったが、青臭い味と、実が赤いのが敬遠されて、普及しなかった。
本格的に普及したのは、第二次世界大戦後。
そのため、戦時中、食べるものがなかった的な話の中に、トマトが出てくることは少ない。
アスパラガス、キャベツ、タマネギも、もともとは観賞用だった。
◇明治以後
パイナップル
ハクサイ
ブロッコリー、など多数
(2020/01/12 追記)
ダイコンは『日本書紀』に古名で記されている。
また古代エジプトでは、ピラミッドの建設が行われていた時、労働者はニンニクとダイコンを食べていた。