(2019/12/27 新規)
流れ星はプラズマで光っている。
地球の大気に、超高速でぶつかった宇宙のチリは、摩擦熱によって溶けていくが、その時発生した超高温のガスが、チリの周囲を取り巻くことにより、チリはプラズマ化して光り輝く。
ちなみに、オーロラもプラズマで光っている。
(2020/01/03 追記)
オーロラは太陽風によって引き起こされる。
太陽表面を薄く覆っている大気コロナは、100万度と超高温であるため、原子は、陽子と電子に分解された状態(ブラズマ状態)となり、太陽の外へと放出される(太陽風)。
これが地球の極(北極、南極)へたどり着くことで、オーロラが発生する。
太陽風が極へ向かうのは、地磁気(地球が発する磁場)の影響による。
オーロラは美しいため、その危険性が無視される傾向にあるが、北極や南極の周辺では、多くのプラズマが大気圏に突入してくるため、放射線が非常に強い状態になっている。
また宇宙飛行士は、瞬間的に閃光や光の筋を見ることがある。
目の網膜に銀河宇宙線の粒子がぶつかるためである。
(2020/01/06 追記)
太陽風プラズマの速度は、地球付近で秒速500キロ、温度は10万℃。
ただし粒子の密度は低く、1立方センチメートルあたり、10個ほどの粒子しかないため、惑星探査機などの活動には影響を及ぼさない。
ちなみにプラズマの風は、速度や温度を保ったまま、冥王星まで吹きつけている。
オーロラの赤色は、太陽風の粒子が酸素原子に衝突することによって起きる(中緯度オーロラ)。
オーロラの黄緑や緑色は、太陽風の粒子が窒素原子に衝突することによって起きる(高緯度オーロラ)。