梅干しのことを頭で考えるだけで、唾液が出てくる人は、パブロフの犬と同じ状態になっている。
パブロフの犬とは、同じ経験を繰り返していると、餌を運んでくる人の足音がしただけでも、よだれを出してしまう現象のこと。
これは「条件反射」と呼ばれ、音や光など、条件反射を引き起こす刺激となるものを「条件刺激」と呼ぶ。
日本人の大半は「梅干し」というキーワード(条件刺激)を受け取ると、その条件反射として唾液を出すと考えられる。
ちなみに、梅干しのことをまったく知らない外国人に梅干しを見せても、唾液を出すことはない。