(2020/01/18 新規)
人間は、舌の味覚よりも、鼻の嗅覚の方で食べ物の味を判断している。
そのため、鼻をつまんで食事すると、嗅覚が働きにくくなるため、味がわからなくなってしまう。
風邪を引いて鼻が詰まっているときも同様の状態となる。
(2020/01/31 追記)
目隠しをして、鼻をふさいだ時に食べ物を食べたらどうなるか、という実験が行われたことがある。
被験者にバナナを食べてもらい、「君は今、やわらかい芋を食べているんだよ」と言うと、被験者はバナナを芋だと思って食べ続けた。
その後、ふさいでいた鼻を開放すると、バナナの香りが鼻腔をくぐり抜けていくため、被験者は、芋ではなくてバナナを食べていたんだ、ということを、そこで初めて理解した。