(2019/12/22 新規)
ペケは、もともと中国語である。
ペテンも、もともと中国語である。
キセルは、もともとカンボジア語である。
瓦は、もともとサンスクリット語である。
皿も、もともとサンスクリット語である。
綿も、もともとサンスクリット語である。
旦那も、もともとサンスクリット語である。
ちなみに、ペケは、不可(プケ)がなまってできた言葉である。
(2020/01/22 追記)
ペケの由来は諸説ある。
一つは、マレー語の「ペッギ(pergi)」。
ペッギには「あっちへ行け」や「不要」という意味があり、それが転じて「ペケ」になったという説である。
もうひとつは、中国語の「不可」。
不可には「よくない」という意味があり、それが転じて「ペケ」になったという説である。
有力なのは、ペッギの方だと言われている。
ペケという言葉は、江戸時代末期の万延年間(1860〜1861)頃に使われるようになったといわれている。
当時横浜では、海外からやってきた商人たちの手によって、様々な交易が行われていた。
それらの商人は、中国や東南アジアを経由してやってきていたため、アジア特有の商談用語もしっかりと身につけていた。
そして彼らは、日本人との商談中、駄目なときはペッギという言葉を使ったため、それを聞いた日本人は、ペケとは駄目という意味なんだな、ということを知り、日本各地に広まったとされる。