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【飲料】コカ・コーラは、もともと薬用酒だった

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コカ・コーラは、もともと薬用酒だった。

コーラを開発したのは、アトランタの薬剤師ペンバートン。

モルヒネ中毒の治療薬(もしくは自分自身の頭痛薬)として、コカの葉を用いて作られており、「ドープ(dope)」という名称で薬局で売られていた。

そして、そのドープを炭酸で割った飲料が別途作られることとなり、コカ・コーラと言う名称で売り出されることになった(1886年)。

コカ・コーラの「コカ」はコカインからつけられ、「コーラ」はアフリカのコーラの実からつけられた。

しかし、コカインに含まれる薬物の有害性が指摘されるようになったため、1903年コカ・コーラにコカインを使用することを中止した。

その後、コカ・コーラは、1930年代には世界的な飲料となり、1950年代末には日本にも入ってきた。

ベトナム戦争中(1955〜1975)、アメリカはコカ・コーラを相手陣地に向けて空から投下し、敵兵をコカイン中毒にした、という話があるが、コカインが含まれていた時期とはまったく異なる時期に行われた戦争であるため、デマである可能性が高い。

ちなみに、ペプシ・コーラは、ノースカロライナ州の薬剤師が、医薬品の調合中に偶然作ったものである(1896年)。

ロシアでは、コカ・コーラよりも、ペプシコーラの方が売れている。