童謡「アルプス一万尺」のアルプスとは、ヨーロッパのアルプスではなくて、日本アルプスのことである。
歌詞は、「アルプス一万尺、こやりの上で」と続くが、この「こやり」とは小槍のことで、北アルプス・槍ヶ岳の頂上付近にある岩峰(小槍)を指している。
この曲の原題は「ヤンキー・ドゥードゥル」(Yankee Doodle)
1853年、浦賀にやってきたペリー艦隊の音楽隊が演奏していたところから、メロディーだけが広まったという。
その後、1960年に歌詞がつけられ、現在のアルプス一万尺になった。
原曲の歌詞は、山とはまったく関係のないものだったが、長年登山家がこの曲を使った替え歌を歌っていたため、山の歌になった。