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【歴史】真珠湾攻撃に成功した日本軍は「トラトラトラ」(我れ奇襲攻撃に成功せり)と打電したが、この「トラトラトラ」は虎ではなくて、なんの意味も持たない言葉である

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真珠湾攻撃に成功した日本軍は「トラトラトラ」(我れ奇襲攻撃に成功せり)と打電したが、この「トラトラトラ」は虎ではなくて、なんの意味も持たない言葉である。

真珠湾攻撃が行われる前、日本軍は、勝利した場合に無線で報告する打電パターンを事前に決めておいた。

その打電パターンは、
「・・―・・ ・・・」
という特徴的なパターンとなっており、この特徴的な信号を3回打電して、勝利を伝えることにした。

真珠湾攻撃後、この打電パターンに、モールス信号の日本語を当てはめてみたところ「トラ」という言葉が出てきたため、トラトラトラは奇襲攻撃成功を伝える暗号だったとして、世間に知らされた。

SOSも、もともとは何の意味も持たない言葉である。

SOSの打電パターンは、
「・・・ ――― ・・・」
だったため、モールス信号のアルファベットを当てはめ、SOSという言葉になった。

SOSは、1912年7月5日に正式採用されることになったが、SOSが世界で初めて発信されたのは、その少し前の1912年4月14日である。

北大西洋で遭難したタイタニック号が、当時使用されていたCQDという遭難信号を発信していた。

しかし、それだけでは不安だったため、まだ正式採用されていなかったSOSも一緒に発信した。

ちなみにSOSには、「Save Our Ship(我々の船を救え)」であるという俗語もある。