九九には、掛け算だけでなく、割り算もある。
割算九九(別名、八算)と呼ばれるもので、戦前の小学生はこれを暗唱していた。
たとえば「1÷2=0.5」の場合は、「二一天作の五」(にいちてんさくのご)となり、「二一」が「1÷2」を表し、「天作の五」が「.5」を表している。
「1÷7=0.14」の場合は、「七一加下三」(しちいちかかさん)となるが、これがどのような割り算になるのか、私には説明ができない。
ネット上には、割算九九を説明しているページがいくつもある。
しかしそれらの説明を読んでみても、私には、何が書いてあるのかさっぱりわからなかった。
当時の小学生も、よくわからないまま暗唱していたらしい。