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【医療】「うつは心のかぜ」という言葉があるが、これは、抗うつ剤の販売を促進させるキャッチコピーである可能性があるため、鵜呑みにしないほうが良い

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「うつは心のかぜ」という言葉があるが、これは、抗うつ剤の販売を促進させるキャッチコピーである可能性があるため、鵜呑みにしないほうが良い。

うつには、軽度のうつと、重度のうつ(大うつ病)の2つに大別することができる。

重度のうつの場合は、抗うつ剤を使用してしっかりと治療する必要がある。

しかし軽度のうつの場合は、抗うつ剤に頼らず、自然治癒に任せた方が良いとされる。

休養を十分にとり、体をしっかりと休め、自然に回復するのを待つことが、うつ病を克服する近道である可能性が高い。

実際のところ、抗うつ剤を使用しても、数か月後には、プラセボ(偽薬)を飲んでいる患者と同程度の症状に落ち着いてしまうことが確認されている。

ちなみに、重度のうつ(大うつ病)は、以下の項目を確認することによって判断されている。

5つ以上の項目が該当し、それが2週間以上継続しており、社会生活に影響を及ぼし、他に明瞭な原因が見当たらない場合、大うつ病と診断されている。

  1. 抑うつ気分
  2. 興味や喜びの消失
  3. 食欲や体重の著明な減少、あるいは増加
  4. 不眠、または過眠
  5. 精神運動性の焦燥、または制止
  6. 疲労感、または気力喪失
  7. 無価値観、または過度の罪悪感
  8. 思考力、または集中力減退
  9. 希死念慮(死にたいと願うこと)