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【歴史】打ち上げ花火の「かぎやー」「たまやー」で有名な玉屋は、火の不始末により火事を起こしてしまったため、取り潰し処分を受けていた

打ち上げ花火の「かぎやー」「たまやー」で有名な玉屋は、火の不始末により火事を起こしてしまったため、取り潰し処分を受けていた。

玉屋とは、江戸・両国吉川町の玉屋市兵衛、鍵屋とは、日本橋横山町の鍵屋弥兵衛のことで、江戸の花火屋の草分けとされており、1732年以来、5月28日から3日間にわたって行われる花火大会(隅田川の川開き)のときには、上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持ち、花火の美しさを競っていた。

しかし1843年、玉屋の家屋から出火し、家や花火が全焼する事態が発生したため、玉屋は追放を命じられた。

その後は、上流も下流も鍵屋が受け持って花火を打ち上げることになったが、「たまやー」の掛け声がなくなることはなく、むしろ「かぎやー」よりも多かったとされている。