【歴史】江戸時代、人々は様々な動物を使って賭けをしていた
江戸時代、人々は様々な動物を使って賭けをしていた。
闘犬、闘牛、闘鶏などは現代にも残っているが、他にもクモを使った賭けや、ウグイスを使った賭けが行われていた。
ハエトリクモを使った賭けでは、まず桶に水を張り、その上に一本の棒を置いて、その両端からクモを渡らせ、退却させたほうが勝ちというもの。
ウグイスを使った賭け(鶯かけ)では、部屋の中央に梅の盆栽を置き、かごから出したウグイスたちのうち、どのウグイスが一番早く梅の枝にとまるかを当てるものだった。
また「乞食バクチ」というものも行われていた。
乞食たちが集まって自分の縄張りを賭けるというものだったが、負けると、一定期間、自分の縄張りが他者へ渡ってしまうため、乞食にとっては食うか食われるかの大勝負だった。