現在の1月1日は、春分の日から逆算する形で定められた。
西暦325年に開かれたキリスト教公会議により、春分日は3月21日にすることが決定した。
そして、ユリウス暦では、1月が31日、2月が28日ということが定められていたため、逆算する形で1月1日が求められた。
ユリウス暦は、長い間使用していると太陽の運行と日付がどんどんとずれていってしまうため、1000年後の世界では「春分日は3月21日」という規約を守ることが困難になっていた。
そこで、当時のローマ教皇は、ユリウス暦を使い続けることよりも、「春分の日は3月21日」という規約を守り続けることのほうが大事であると考えたため、ユリウス暦を捨て、現行の太陽暦であるグレゴリオ暦を制定した(1582年)。