昔、私はそう思っていた。
第二次世界大戦とかの映像が白黒だったので、それ以前の世界は、なにもかもが白黒でできていると思っていた。
昭和50年代とかの映像がコハク色にくすんで見えるため、その時代の世界は、なにもかもがコハク色にくすんでいると思っていた(おそらく映像を記録したテープの劣化により、くすんで見えるのだと思う)。
世界地図には日付変更線がかかれているが、その海域に行くと本当に線が引いてあると思っていた。
もちろん赤道には、赤い線が引いてあると思っていた。
しかし後年、赤道上に赤い線が引いてある地域があることを知り、あながち間違った考えではなかったことを知った。