砂漠に生息しているサボテンの花は、夜にしか咲かない。
砂漠地帯の昼間は暑すぎて、花粉を運んでくれる虫なども休んでいるため、彼らが活動を行っている夜に花を咲かせている(虫媒)。
アメリカの砂漠地帯に生えている多くのサボテンは、コウモリに花粉を運んでもらっている(動物媒)。
また、キューバ原産のつる性植物「マルクグラウィア・エウェニア」もコウモリに花粉を運んでもらっているが、この植物は、パラボラアンテナそっくりの丸い葉をつけている。
その理由は、コウモリの発する超音波を反射して、花の存在をコウモリに知らせるためである。