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【地理】少なくとも2万年前までは、サハラ砂漠は緑あふれる土地だった

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少なくとも2万年前までは、サハラ砂漠は緑あふれる土地だった。
またそれを裏付けるかのように、サハラ砂漠では、穀物をすりつぶすための石器が数多く出土している。

サハラ砂漠は、環境の変化により、現在のような大砂漠になったと言われている。
その原因は、地球の歳差運動により、降雨地が移動したからではないか、といわれている。


(2019/12/29 追記)
サハラ砂漠は、紀元前5000年頃まで「緑のサハラ」と呼ばれる時代が続いており、現在よりも平均気温は1℃ほど高く、雨も多く降っていた(ヒプシ・サーマルの時代)。

しかし現在は、サハラ付近上空に高気圧が居座っているため、雨が降らない状況が続いている。

ヒプシ・サーマルの時代は、高気圧が地中海や南ヨーロッパにかかっていたため、サハラ付近では雨が降っていた。

また、アルジェリアの谷の壁には、昔の人が描いた、カバやワニなど、大型の水生動物の姿が線画として残っており、当時、サハラ付近に水が豊富にあったことを示している。