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【歴史】氷河時代、人々は各大陸へと渡っていったが、凍った海を渡ったのではなくて、海水面が大幅に低下したので、それにより露出した陸地を渡っていった

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氷河時代、人々は各大陸へと渡っていったが、凍った海を渡ったのではなくて、海水面が大幅に低下したので、それにより露出した陸地を渡っていった。

特に、シベリアとアメリカを結ぶベーリング海峡では、海水面が100メートル以上も低下したため、人々は陸づたいに新大陸へと渡っていった。

氷河期という言葉だけを聞くと、世界中が氷漬けになっていたかのようなイメージを抱いてしまうが、実は、氷河期の気候は、現在の気候とたいして変わらない。

長野県野尻湖の「野尻湖層」を調べたところ、夏20℃前後、冬0℃以下だったと言われている。

また、水河時代になるためには、気温の急変は必要なく、例年よりもやや涼しい状態が続き、雪がとけずに増えていくだけで十分、という話もある。


(2020/01/03 追記)
とはいえ、地球全体が凍りついてしまう現象も、過去に何度か発生している(ヒューロニアン氷河時代、スターチアン氷河時代、マリノアン氷河時代)。