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【歴史】旧ソ連は、地球の中心に向かって、穴を10000メートル以上掘ったことがある

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旧ソ連は、地球の中心に向かって、穴を10000メートル以上掘ったことがある。

穴の名前は、コラ半島超深度掘削坑。

将来、石油や天然ガス、金属などの資源を地中深くから掘り出すこともあるかもしれない、というところから、ボーリング技術の向上を目的として、ひたすら掘り進められた。

穴は、1970年から1994年まで掘り進められ、12262メートルまで掘ったところで掘削中止となった。

もともとは、15000メートルまで掘る予定だったが、当初想定していた地中温度(100℃)をはるかに上回る温度(180℃)に達したため、これ以上の掘削は困難であるとして、作業は終了となった。

現在、穴はすべて埋められ、重い鉄の蓋で閉じられている。

ちなみに、人間が入ることのできる穴の一つに、南アフリカの金鉱がある。

深さは、3500メートル以上で、気温は52℃にものぼるため、坑夫は汗を噴出させながら働いている。