【地球】北極点や南極点は、固定された点ではなくて、つねに移動している
北極点や南極点は、固定された点ではなくて、つねに移動している。
北半球に冬が訪れると、ユーラシア大陸に雪が降り積もる。
雪が積もると、空気も冷やされる。
空気は冷えると重くなるため、ユーラシア大陸に重たい空気が鎮座することになる。
ユーラシア大陸は、地球最大の大陸であるため、そこに雪の重みと、空気の重みが加わってしまうと、地球全体の重量バランスが崩れてしまい、地球の自転軸がわずかに傾いてしまい、北極点や南極点がその都度ずれてしまう。
そのため、地球の自転軸は、直径10メートルほどの円を、1年ほどの時間をかけながら、ゆっくりと描いている。
また地球の自転軸は、冷気以外にも、大規模な地震や、黒潮レベルの海流の変化などの影響も受けている。
ちなみに、そのような影響がなかったとしても、北極の自転軸は、カナダ東部の方向に向かって、ゆっくりと傾いていっている。
また「冷たい空気は重い」というのは、エアコンの冷気が床にたまり、暖気が天井にたまるのと同じ原理である。
これは湯に対しても同様で、湯船の上部に温度の高い湯がたまり、下部に温度の低い湯がたまるのと同じ原理である。
冷たい空気は重い。
そのため、風速が同じである場合、夏と冬では、冬の風の方が強力である(約25%威力がアップする)。
(2020/02/12 追記)
北極星が描く円の大きさは約2度。
これは、満月の直径の4倍に当たる。