紀元前215年、エジプトの寺院には自動販売機が設置されており、5ドラクマ硬貨(約225円)を入れると、自動的に聖水が出てきた。
機構は複雑なものではなくて、入れた硬貨の重みにより水が流れ出し、やがて止まるようになっていた。
近代的な自動販売機はロンドンで生まれた。
切手と収入印紙を販売する自動販売機で、特許のみが取得された(1857年)。
次はドイツ。
ハンカチ、タバコ、菓子を販売する自動販売機で、こちらも特許のみの取得だった。
実用化されたのは、1885年ロンドン。
葉書を販売する自動販売機だった。
ちなみに、日本のように、街なかに自動販売機があふれている国は少ない。
海外では、夜中になると、トラックがやってきて、自動販売機ごと盗まれてしまうためである。