ホンジュラスに、サッカーの試合で勝利したエルサルバドルは、さらに追い打ちをかけるかのように、ホンジュラスを空爆した。
1969年6月27日、ワールドカップ予選の準決勝プレーオフで、両国は対戦し、延長戦のすえ、3対2でエルサルバドルが勝利した。
しかし、中米で隣接する両国は、以前から国境問題という火種を抱えており、この試合でもサポーター同士の衝突が発生したため、両国の関係性はさらに険悪なものとなってしまった。
結局、試合直後の6月末には国交が断絶。
7月14日に、エルサルバドル空軍がホンジュラスの空軍基地を攻撃したことで、戦争へと突入していった。
この出来事は「サッカー戦争」と呼ばれており、両国は1980年に和解した。