【食物】スイカの種の栄養価は高い
スイカの種の栄養価は高い。
スイカには、シトルリンというアミノ酸の一種が含まれており、利尿作用があることから、腎臓病の妙薬として、昔から珍重されていた。
栄養成分的には、カボチャの種やヒマワリの種に似ており、両者よりもタンパク質と脂肪が豊富となっている。
リノール酸、オレイン酸を多く含み、血中コレステロール値を低下させる作用があることから、高脂血症や動脈硬化の予防が期待できる。
また、ビタミンB1、B2が多く合まれているため、夏バテ、だるさ、集中力低下、飽きっぽさなどの症状に効果があるとされている。
食べ方には、
- 1日か2日、種を日干しにしたものをそのまま食べる
- 食塩やゴマ油などで下味をつけたものを日干しにして(もしくは炒って)乾燥させ、種皮をむいて、胚(はい)の部分を食べる
などの方法がある。
また、スイカの種は出汁にもなる。
炒って乾燥させた種を、湯に入れてひと煮立ちさせ、火を止め、種を取り出せば完成である。
スイカの種は、中国や台湾では酒のつまみや、お茶うけとして、よく利用されている。