ハイジャックとは、もともと知らない人に声をかけるための言葉だった。
現在ハイジャックという言葉は、主に飛行機が乗っ取られたときに使われているが、もともとは列車強盗に対して使われていた。
西部開拓時代、アメリカでは、列車を止めて乗客らにピストルを突きつける強奪事件が頻発していた。
犯人は、まず列車の運転士に声をかけ、運転士を脅して列車を停車させた。
そのとき、最初の声掛けに使われていた言葉が「ハーイ、ジャック」だった。
ちなみに、ジャックとは、知らない男性などに声をかけるときに使われる一般的な呼称である。
その後、この「ハーイ、ジャック」という言葉がハイジャックになり、列車乗っ取りだけでなく、あらゆる乗り物の乗っ取りに対して使用されることになった。