ロッテはもともと石鹸を作っていた。
1946年(昭和21年)、「ひかり特殊科学研究所」という会社名だったロッテは、石鹸だけでなく、化粧品、ポマード、クリーム類の製造卸売を行っていた。
製菓業への転身をはかったのは1947年。
進駐軍のジープのまわりに子供たちが群がり、ガムをせがむ姿を見て、ガムの将来性を確信したためである。
ちなみにロッテという社名は、ゲーテの『若きウエルテルの悩み』に登場するヒロイン「シャルロッテ」から来ている。
シャルロッテは愛の化身であるため、「ひとりでも多くの人々に愛される社にしていきたいし、愛される製品を作っていきたい」という願いが込められている。