雷は高い所に落ちない。
超高層ビルの屋上に避雷針を取りつけても、避雷針に落ちることはまれで、ビルの側面に落ちることの方が多い。
そのため現在では、避雷針はほどほどの高さにして、本数を増やして対応するのが定石とされている。
落雷を避ける最も信頼できる方法は、建物の中に入ることである。
自動車や電車の中でもいい。
建物に落雷して建物全体の電位が高くなっても、中にいる人には電圧がかからないため安全とされている。
最近の船は鋼鉄製になっているため、比較的安全とされているが、木造船のときは電気の逃げ場がなかったため、落雷により多くの人が感電死していた。