2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
魚の体には、年輪のように、年齢が刻み込まれている。これは「年齢形質」と呼ばれており、うろこや耳石、脊椎骨(背骨)などを調べることに、年齢が確認できる。多くの魚は、うろこを見るだけで簡単に年齢が確認できる。ヒラメなど、一部の魚類は、うろこが…
ワサビは防腐剤にもなる。餅を入れたタッパーを二つ用意し、片方にはワサビおろしを1グラム入れ、もう片帆には何も入れない。それを、25℃の部屋の中に10日間放置すると、ワサビおろしを入れた方の餅にはカビは生えず、何も入れなかった方の餅はカビだらけに…
カセットコンロ用の燃料缶は、カセットコンロに正しく接続しないと、火災を招くおそれがある。カセットコンロ用の燃料缶には、ブタンやプロパンなどが液体の形で充填されている。しかし、これらのガスは、液体のまま使用すると火力が強すぎる。そのため、気…
植物の葉で写真を現像することができる。用意するものはこちら。 写真のフイルム(現像したもの) 70℃の湯 濃度90%のアルコール ヨウ素液 ①植物の葉に写真のフイルムを貼り、光合成を行わせることで、葉にデンプンを蓄える(3時間)②葉を取り出し、熱湯にさ…
江戸時代、遊郭で働く女性は、客に対して本気になったとき、自らの指を切断して、その本気の度合いを見せていた。これは、心中立てと呼ばれるもので、爪を剥がしたり、入れ墨をしたり、髪を切ったり、切指(切断)などを行っていた。指を切るときには、介錯…
戦国時代の武士は、主君を変えたとき、新たな主人には無禄で仕えた。理由は、新たな主人のもとでは、まだ何も手柄を立てていないためである。浪人・斑鳩(いかるが)平次は、上杉家に仕えていたとき、2000石をもらっていた。しかし、新たに肥後(熊本県)の…
空気の成分で3番めに多いのはアルゴンである。空気の成分を多い順に並べると以下の通り。 窒素 78% 酸素 21% アルゴン 0.93% 二酸化炭素 0.04% アルゴンは、白熱電球などに使われている。電球のフィラメントは、高温になると原子が飛び出し、細くなってしま…
ニホンタンポポは、セイヨウタンポポに追われて生活圏を失っているわけではない。人間が宅地や道路を作って自然の原野を破壊していっているため、ニホンタンポポは環境の変化についていくことができず、姿を消している。また、セイヨウタンポポは、①一年中咲…
気象庁は地震予知のために地震雲を利用していない。地震雲とは、地震が発生する前に現れる、ふだん目にすることのない特徴的な雲のことであるが、実際には明確な定義はなく、地震との関連性もはっきりとしていない。また、地震雲とされている雲の多くは、巻…
神社に奉納する絵馬は、生きた馬を奉納していた時代の名残りである。馬は神様の乗り物だったため、天災や疫病などに見舞われたとき、氏神の神座を移して、神霊をやわらげようとしていた。それが次第に、木製や土製の馬に変わっていき、平安時代中頃から絵馬…
一株のトマトの木に10000個のトマトをつける農業方法がある。ハイポニカ農法(水気耕法)と呼ばれるもので、この農法でトマトを育ててみると、茎の太さが20センチメートルもあるトマトの木になり、枝は10メートルもの長さに伸びるという。ハイポニカ農法で植…
世界最大の花ラフレシアは、光合成を行わない「花」だけの存在であるため、葉や茎などはない。ラフレシアは、栄養を補給するために、大木の根などに寄生し、大木の養分を吸い取って生きている。そのため、ラフレシアは、茎で自分自身の体を支えることを放棄…
明治5年頃、日本はウサギブームにわいていた。当初は、かっこいいウサギを飼育するというおだやかなものだったが、海外から新種や珍種がぞくぞくと輸入されるにつれて、ウサギ飼育は次第に投機の対象となってしまった。ウサギの市場や品評会などが各所で行わ…
武蔵坊弁慶という人物は実在しない。義経記の第三巻には「熊野の別当弁せうが嫡子、西塔の武蔵坊弁慶とぞ申しける」という記述があり、武蔵坊弁慶が実在したかのような記述が見られる。しかし『熊野別当代々記』という戸籍を記した書物には、弁慶の父とされ…
アイヌ民族の自然暦は、なんだかかわいい。自然の移り変わりが、そのまま月の名称になっているため、アイヌ民族がどのような生活をしていたのかがわかる暦となっている。また、アイヌ民族は、北海道、千島列島、樺太など広い範囲で生活をしていたため、地域…