興味あること

興味深いことをいろいろと。

【歴史】江戸時代、遊郭で働く女性は、客に対して本気になったとき、自らの指を切断して、その本気の度合いを見せていた

江戸時代、遊郭で働く女性は、客に対して本気になったとき、自らの指を切断して、その本気の度合いを見せていた。

これは、心中立てと呼ばれるもので、爪を剥がしたり、入れ墨をしたり、髪を切ったり、切指(切断)などを行っていた。

指を切るときには、介錯人を5人連れて、障子戸を閉め切った密室に立てこもり、止血などの準備をしっかりと整えてから、遊女の指を木枕の上に置き、剃刀をあてがって、その上から重いものを叩きつけた。

10人中9人が失神したと言われており、「十の指、九つにする恋の闇」という句も歌われた。

しかし、指が9本になってしまった遊女の中には、悪知恵が働くものもいたらしく、火葬される人の指をもらってきては、何人もの男に指を送りつけ、心中立てを行っていた。

入れ墨の場合は、恋人の名前を彫り込んだものが多く、名前のあとに「サマ」とか「命」の文字を加えた。

しかし男性の中には、心中立てを行っても、浮気するものがいたため、そういう場合には、女は自分の血で血書をしたため、男に自らの心情を訴えた。