2020-02-12 【歴史】日本海海戦で、日本軍はバルチック艦隊に向けてスパイ船を近づけていったが、ロシア側は、その船が何をしているのかわからなかった 明治時代 日露戦争 日本海海戦で、日本軍はバルチック艦隊に向けてスパイ船を近づけていったが、ロシア側は、その船が何をしているのかわからなかった。スパイに使われたのは、防護巡洋艦「和泉」。和泉は、日露戦争直前にチリから購入した軍艦で、最新兵器の無線通信設備が搭載されていた。ロシア側も、不審な船だと思い、多少は攻撃してみたものの、重要な任務を任されている船だとは思いもしなかったため、無視同然の扱いとした。和泉はバルチック艦隊のそばで、時々刻々と変化する状況を逐一打電し、日本海海戦の勝利に貢献した。