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【歴史】明治維新後、女性は洋服を身につけるようになったが、明治23年(1890)に、洋服文化は一度滅亡した

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明治維新後、女性は洋服を身につけるようになったが、明治23年(1890)に、洋服文化は一度滅亡した。

明治16年、東京・日比谷には鹿鳴館が建てられ、上流社会の婦人、令嬢たちは洋装に身を包み、毎晩のように舞踏会に参加していた。

しかしこの頃から、原因不明の腹痛や、腰痛に悩まされる女性がたくさんでてきた。

慣れないコルセットにより胴を締めつけたりしたことが原因だったが、新聞などがそのことを面白おかしく書き立てたため、女性の洋服は、胃を悪くしたり、子宮病にかかり子供が産めなくなるなどの噂が広がり、しだいに女性の洋装は消滅した。

女性の洋装が復活するのは、大正12年(1923)の関東大震災以降。

そのため、30年以上もの間、「噂」だけで洋服文化が消滅していたことになる。