【歴史】ラジオ体操第一と第二は、それぞれ3代目、4代目のラジオ体操である
ラジオ体操第一と第二は、それぞれ3代目、4代目のラジオ体操である。
初代ラジオ体操は、昭和3年に、逓信省簡易保険局(かんぽ生命保険)によって作成された。
職員が体操の図解を配るなどの活動を行った結果、広く親しまれるようになった。
しかし、敗戦後にやってきたGHQが、軍国主義的であるとの通知を出したため、初代ラジオ体操は、あえなく終了となった。
2代目ラジオ体操は、昭和21年に作成された。
しかし、伴奏はワルツ調で、舞踏的な体操であったため、踊るのが困難であった。
また戦後の混乱期であったため、体操どころではない国民が多く、紙不足で体操の図解を配ることもできなかったため、2代目ラジオ体操は、翌年に打ち切られた。
その後、戦後の混乱が落ちついてきたこともあり、ラジオ体操第1(1951年)と第2(1952年)が制定され、世の中に広まっていった。
ちなみに、夏休みになると、よくラジオ体操が行われているが、これが始まったのは昭和5年とされている。
東京・神田万世橋署の巡査が、夏休みになると子どもたちを集めて体操会を行っており、そこでラジオ体操を行ったのが始まりとされている。