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【歴史】日本領・満州では、冬場の野菜の貯蔵にことごく失敗していた

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日本領・満州では、冬場の野菜の貯蔵にことごく失敗していた。

ロシア人は、台所の床下に野菜を貯蔵し、冬の間ずっと野菜を食べていたが、なぜか日本人がそれを真似すると、野菜は腐り、人々はビタミンの欠乏症に陥った。

当時、満州に渡った日本人は貧乏だった。

戦争前の比較的野菜が豊富であった時代でも、人々は大根1本を購入することができず、2寸や3寸といった長さで購入していた。

また、ほうれん草などは、薬と同様として扱われた。

そんな状況であったにもかかわらず、日本の中央は、満州のことを何もわかっていなかった。

そのため、冬場、満州の工事現場には、本国で作られた脚気予防のポスターが貼り出されていたが、「生鮮野菜を食え」と書いてあったため、人々は言葉を失った。

ちなみに、樺太の方の野菜の状況も散々だった。

10月にカゴに盛られて売られていた玉ねぎは、すっかりとしなびており、ナスも半分腐ったものが山盛りになっていた。