地球のマントルには溶岩の海が広がり、外核には金属の海が広がり、内核は鉄球である。
マントルでは、液体と固体の岩が混ざっており、液体は溶岩(マグマ)となっており、固体(1300℃)は白色に光かがやいている(物質は、1300℃を超えると真っ白に光り輝くため)。
圧力は、爪一枚程度の面積に100トン。
切手一枚分の面積に、ジャンボジェットが乗っている計算になる。
またマントルは、地震が起きる最深部である(地下700km)。
これ以上深いところでは、地震は起きない。
溶岩は、風呂場の湯が対流するのと同じように、マントル内を対流している(マントル対流)。
ただし水飴みたいに、ゆっくり流れる。
外核の大きさは火星とほぼ同じである。
鉄の海となっており、ニッケルなどの金属も少し混じっている。
金属の海は、発電機の役割も果たしているため、強力な電流が流れており、地球に磁場を発生させている。
内核は、月をほんの少し小さくした大きさとほぼ同じである。
4000〜7000℃の高温だが、途方もない圧力であるため、鉄は液体にならず、固体として押し固められている。
地球が誕生したとき、プレートやマントル、外核、内核というものは存在しなかった。
岩も金属もドロドロに溶けて、見事なミックス状態になっていた。
やがて比重の重い金属が地球の中心部へと集まっていき、岩がその周りをコーティングしたため、現在のような地球が完成した。