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【誤認】一卵性双生児は、一つの卵子に対し、二つの精子が受精したものではない

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一卵性双生児は、一つの卵子に対し、二つの精子が受精したものではない。

一つの卵子に対し、二つの精子が受精することもあるが、その卵は、ほとんどの場合、うまく成長することができず死んでしまう。

一卵性双生児は、一つの卵子と一つの精子によってできる(例外もある)。

受精後、受精卵は細胞分裂で分割されていくが、なんらかの原因で二つに分離し、分離したものが、それぞれ個体となって生まれたものが一卵性双生児である。

ちなみに、この場合の双生児は、まったく同じ遺伝情報を持っているため、同じ性別になる(クローンのようなもの)。

しかし、一卵性双生児でも、生活環境によって、少しずつ違いが出てくる。

血液型、遺伝病(血友病など)、耳垢の性質、虹彩の色などは、遺伝子によって決まるため、両者とも同じである。

一方、球技の上手下手、単純な計算応力、創造性、感染症などは、後天的に獲得するものになるため(環境に依存するものであるため)、両者の間で違いが出てくる。