インフルエンザワクチンが効くという保証はない。
現在、インフルエンザワクチンの学童への義務接種が中止されているが、これは隣接する2つの市で行われた実験結果に基づいている。
一方の市では、80%の学童にワクチンを接種させ、もう一方の市では、学童にワクチンを接種させなかった。
すると、インフルエンザへの罹患率は、まったく変わらなかった。
また、インフルエンザワクチンの接種率と、インフルエンザに罹患する比率についても調べてみたところ、両者の間には相関関係がなく、ここでもインフルエンザワクチンが効くという証拠は見つからなかった。
これらの調査後も、日本のインフルエンザワクチンのつくり方は基本的には変わっていない。
また、この調査を超える、信頼できる優れた調査も行われていないことから、インフルエンザワクチンが効くという明確な結論には至っていない。
ちなみに、パンデミックとなった、1918年のスペイン風邪では、1日に8~30gものアスピリン(非ステロイド解熱剤)を用いたことが多数の死亡につながったとされている。
また、抗インフルエンザウィルス剤「タミフル」も、インフルエンザには効果がないとされている。
そのため、インフルエンザには、非ステロイド解熱剤やタミフルは使用しないほうが良いとされている。
インフルエンザの重症化を避けるためには、日頃から過労を避け、解熱剤やタミフルに頼らず、十分な睡眠や休養をとることが大切とされている。
また、インフルエンザの予防には、日頃から睡眠不足を避け、体力に余裕を持たせ、運動や食事などで体を温め、体を冷やさないようにすると良いとされている。
のどや体を温める、くず湯も良いとされている。