【歴史】EXPO'70狂騒曲 その8 おまけ(年表)
EXPO'70狂騒曲 その8 おまけ(年表)
昭和42年
- 7月21日
- 三菱が日本一高い展望塔を建設しようとしていたが、空路の邪魔になるため中止となった。
昭和44年
- 1月6日
- 万国博協会が水道料金を滞納していたため、給水停止の通知を受ける。協会は頭を下げた。
昭和45年
- 2月25日
- 外国人観光客が自動車事故で死亡した場合の保険が新たに認可された。日本人より賠償額が高いため、外国人客用の新しい保険の要望がタクシー業界から出ていた。
- 3月10日
- 記念100円硬貨が即日完売(3000万枚)
- 3月14日
- 万博の開会式。
- 万博に反対していた右翼の構成員2人が逮捕された。
- 原子力発電所(敦賀)が100時間連続全出力運転を達成。原子力によって作られた電気が会場に送電された。
- エキスポランドの空中ビュッフェが傾いて停止。閉じ込められた80人が救出される。
- 3月15日
- 一般公開開始。入場者27万人。
- ハンバクデモ(反万博)に100人が参加。87人が逮捕される(67人説もある)。
- 3月16日
- 極寒により最低の入場者数を記録。18万3857人が入場。
- 3月17日
- タンザニア館でルビーなどの展示物が盗まれる。
- 3月18日
- 皇太子夫妻が来場。以後計5回訪問、13日間見学する。
- 3月24日
- カンボジア館。政変により、殿下の肖像画を外す。
- 月面に降り立ったアポロ12号の宇宙飛行士3人が月の石を鑑賞する。個人的な趣味から。
- 3月25日
- 1枚10万円のプラチナ記念メダルを2万枚発売。売り切れた。
- 3月26日
- 動く歩道で将棋倒し。42人が重軽傷。エキスポフラワー5人が書類送検。
- ダイダラザウルス(ジェットコースター)が走行中に故障。乗客42人が点検用通路から脱出。
- ケベック州館の地下でセクスポが行われているとの噂が立ち、長蛇の列ができた。
- 4月11日
- 地方自治体館の原爆や戦争の展示が許可なく撤去される。プロデューサーは対立姿勢をとった。
- 4月19日
- 入場者数が1000万人を突破。
- 4月21日
- ドミニカ館がようやく完成した。
- 4月26日
- 太陽の塔を目玉男が占拠。
- 4月28日
- 大西洋横断飛行を果たしたリンドバーグ氏が来場(まだ存命だったんですね)。
- 4月29日
- 香港政庁館から宝石が盗まれる。5000万円相当。
- 閉場時間を22:30まで延長。
- 4月30日
- 大手私鉄でストが発生し、会場はガラガラ。
- 5月2日
- 会場警備のガードマンが分隊長に叱られた腹いせで電話料金集金車を襲い逮捕される。
- 5月3日
- 目玉男逮捕(滞空159時間)
- 5月7日
- 日本庭園から観音竹「天山の縞」が盗まれる。100万円相当。
- 5月8日
- オーストラリア館を四日市市に寄贈するとゴードン首相が明言。
- ギリシャ館から銀製香炉が盗まれる。2万円相当。
- 5月10日
- 万博会場の外周道路を暴走する「サーキット族」が現れる。警察が取り締まり開始。
- 5月20日
- 国連館で配電盤が火をふいた。
- 「ダイダラザウルス」を商標登録していた神戸の帽子店による仮処分申請が却下された。
- 5月23日
- 1970万人目の入場者に認定書と金銀銅メダルが授与された。
- 5月30日
- アフガニスタン館から瑠璃製の象の置物が盗まれる。11万6千円相当。
- 5月下旬
- 「万国博敬老の日」がはじまる。70歳以上への優遇。毎月1日、15日に開催。
- 6月6日
- 万博会場内で赤ん坊が誕生。「博明」と命名される。
- 6月11日
- 外国人が偽米ドルを使用。21枚が見つかる。
- 6月23日
- 入場者数が3000万人を突破。3000万人目にヨーロッパ旅行券が贈呈される。
- 6月27日
- グルジア共和国人が亡命を希望。イタリアへ渡される。
- 6月28日
- 初のマリファナ摘発。協会女子職員が所持。(初ということは、その後頻発したということ?)
- 7月3日
- 水上ステージが移動中に爆発。作業員がけが。
- 7月5日
- 台風の風によりテントが飛ぶ。6人けが。台風にもかかわらず入場者数は30万人を超える。
- 7月10日
- 中華民国(台湾)の祝日。「台湾館粉砕」というビラを持った男が入場をめぐりガードマンと押し問答をする。また右翼が「周四原則を叩き潰せ」のビラを貼ろうとして退去を命じられる。
- 7月12日
- データスワローがスト。会場内の電光掲示板がストップ。
- 7月19日
- ダイダラザウルスの車輪が落下。27日まで全機運休。
- 7月27日
- 入場制限開始。
- ソ連人が東京で亡命。
- 8月1日
- 「象まつり」に参加する象16頭が、タイから神戸港に到着。
- 8月6日
- 東口広場の避雷針に落雷。75人がカンヅメになる。
- 8月10日
- 大麻栽培により学生やケベック州ホステスが逮捕される。
- 8月12日
- モノレールが煙を吐く。1000人が1時間にわたりカンヅメになる。
- 8月13日
- 「象まつり」初日。雷雨や降雹(ひょう)により、16頭の象がたけり狂い、お祭り広場が大混乱に陥る。中止に。
- チェコ館のコックが亡命希望。西ドイツへ。
- 8月15日
- 16日まで、マンモス盆踊り(巨大盆踊り)が開催される。お盆3日間の来場者数は200万人。
- 8月16日
- 学生がエレベーターに挟まれる。重体。
- 8月18日
- 象の赤ちゃんが生まれる。「ヒロバ」と命名。
- 8月19日
- 入場者数が5000万人を突破。5000万人目に世界一周旅行の航空券と30万円が贈呈される。
- 8月23日
- ソ連館でボヤ(小火)。
- 8月27日
- 老人が心臓麻痺により死去。
- 8月30日
- 子供5人が万博見たさに家出(4~9歳)
- 9月3日
- アメリカ水泳チームのキンセラ選手が、万博を見物した影響で、大会に遅刻する。
- 近畿地方の消費者物価が全国平均を上回る。
- 9月5日
- 1日の入場者数が、83万5832人を記録。会場はパニック寸前。1万人が周辺で野宿。
- 9月6日
- 入場者数が6000万人を突破。万博史上初の非常事態宣言が出る。